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PQの触媒ビジネスについて PQコーポレーションは、シリカベースの触媒製品を多く取り揃えており、幅広い触媒アプリケーションに対応しています。また、様々な特定の要望に合わせて、カスタムメイドの触媒および担体を製造する体制も整えています。 PQのシリカ担体は、クロム、チーグラーナッタ、シングルサイト等の触媒の製造に使用されており、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、ポリプロピレン(PP)および他のポリマー製造アプリケーションに用いられています。これらのポリマーは、フィルム、中空成形品、ワイヤーおよびケーブル・シース、パイプなど、幅広い製品分野で使用されています。 PQのシリカ担体・触媒は、気相法とスラリー法のどちらのプロセスでも広く使用されています。 PQは、HDPE製造用クロム-シリカ触媒の世界的なな主要メーカーであり、その触媒およびシリカ担体は、米国ニュージャージー州ラーウェイ、カンザス州カンザス、英国ウォーリントンの各工場で製造されています。 2008年7月、PQは、シリカ触媒製造大手の英国イネオスシリカス(INEOS Silicas Ltd)<旧クロスフィールド(Crosfield)>と合併し、新生PQコーポレーションとなりました。旧クロスフィールドは、1815年、英国ウォーリントンでジョセフ・クロスフィールドによって設立され、爾来2世紀近くにわたって営業を継続してきました。 |
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PQの触媒について エチレン-ポリエチレン重合で広く用いられているクロム-シリカ触媒の場合、シリカゲルの機能は単に高比表面積に資するだけではないということが明らかになっています。実際に、シリカゲルの特性は、重合プロセスおよびポリマーの物性に大きく影響します。例えば、シリカの比表面積を増大させると、重合活性の増進につながり、シリカの細孔体積を増大させると、メルトインデックスの改善が見られます(ポリマーの分子量に関係します)。 PQは、その最先端な触媒製造プロセスにより、比表面積、細孔体積、粒径、不純物レベル、金属量、界面化学性状を厳密にコントロールすることが可能です。このことにより、フィルム、中空成形品、ワイヤーおよびケーブル・シース、パイプなど、様々な製品分野向けのHDPE製造に最適な幅広い触媒グレード群の製造が可能となっています。 クロム-シリカ触媒に加えて、PQでは、アルミあるいはチタンを担持した修飾クロム触媒も取り揃えており、特定のユーザーにおいて要求される、「誘導時間の短縮」や「活性・メルトインデックス・ESCRの向上」といった性能増強にもお応えします。 さらに、PQは、標準的なHDPE触媒のラインナップに加えて、お客さまの特定のご要望に応じた「カスタムメイド触媒」の開発も承ります。お客さまとの緊密な連携を図りながら、カスタムメイド触媒の開発いたします。 |
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製品カタログ 「PQコーポレーション クロム-シリカ触媒およびシリカ担体」総合カタログ |